紅葉写真を撮りながら“心をリセット”

秋晴れの日、カメラを片手に東京都青梅市の武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)へ向かいました。
ケーブルカーを降りて鳥居をくぐり、石段を登るにつれて、色づいた木々に包まれていくひとときは、心豊かな“リセット時間”。
今回は「どこをどう歩いたか」「撮影ポイント」「感じたこと」をお伝えします。
武蔵御嶽神社ってどんな場所?
都会の喧騒を離れ、深まる紅葉に囲まれながら心を整えられる場所。それが武蔵御嶽神社です。
東京都内にありながら、まるで信州の山奥に来たかのような澄んだ空気と雄大な自然に出会えるのが魅力です。
そんな神社の歴史やアクセス方法を知ると、旅がより一層楽しくなります。
歴史と自然が共存する神域

武蔵御嶽神社は、創建が紀元前にさかのぼるとされ、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀る由緒ある神社です。古くから修験道の聖地として知られ、今なお山伏たちが足を運ぶ、厳かな空気に包まれた場所でもあります。
標高929メートルの境内からは、秩父連山を一望でき、紅葉の時期には、赤や橙に染まる山々が視界いっぱいに広がります。その圧倒的な美しさは、写真に収めるたびに息をのむほど。
また、「おいぬ様」と呼ばれる大口真神(おおくちまがみ)を祀っていることから、犬と一緒に参拝できる神社としても有名。ペット連れの参拝者が多く訪れる、全国でも珍しい神社のひとつです。
体力や装備を整えれば、境内から沢沿いの「ロックガーデン」へ足を伸ばすこともでき、さらに健脚な方は日の出山や大岳山へと続く登山ルートにも挑戦できます。歴史・自然・アクティビティが一体となった、まさに“山の神域”と呼ぶにふさわしい場所です。
アクセス方法

武蔵御嶽神社へは、新宿駅からJR青梅線で御嶽駅まで約90分。そこからバスでケーブルカーの駅へ向かいます。ケーブルカー「滝本駅」から「御岳山駅」までは約6分の空中散歩です。
車の場合はケーブルカー「滝本駅」隣の駐車場を目指します。滝本駅に向かう坂道にある駐車場が「満車」になっていて気になります。ですが、「滝本駅」の駐車場は空いていることもあるため、そのまま進みます。11月紅葉シーズンの土曜日でしたが、10時に到着してぎりぎり入れました。
紅葉シーズンの見どころと撮影ポイント
御嶽神社の紅葉は、例年10月下旬から11月中旬がピーク。紅葉撮影を楽しむには、「山頂駅→社殿→遥拝所」という流れを意識すると、効率よく印象的な写真が撮れます。
ルートの所要時間と歩きやすさ
神社までの基本ルートは、ケーブルカー終点「御岳山駅」から参道を歩いて約30分です。石段や坂道が続く区間もありますが、道は整備され手すりもあるため、普段から軽く歩ける方なら問題ありません。
休日の朝に出発すれば、落ち着いた雰囲気の中でゆったり写真を撮る余裕もあります。
撮影スポット3選
スポット①:ケーブルカー御岳山駅

「滝本駅」から「御岳山駅」へ登る道中、紅葉が迎えてくれます。「旅の始まり」「駅に着いた瞬間」の撮影が映えます。逆光で葉が透ける午前遅めの時間帯を狙うと、透明感のある写真になります。
スポット②:拝殿前

社殿へ続く参道の石段や鳥居、両脇を彩る紅葉が構図的に優れています。
赤い社殿を中心に左右に紅葉の葉を配置すると、普段は落ち着いた雰囲気の社殿が華やいで見えます。
スポット③:遥拝所

境内奥の展望スペース「遥拝所」では、紅葉の斜面・山並み・空という広がりのある風景が撮れます。夕方少し早めに到着すると、光が横から入って葉が浮かび上がるような効果も期待できます。
奥宮からのパワーもしっかりいただきました。
撮影に役立つ持ち物リスト
紅葉撮影はつい夢中になってしまい、長時間になりがちです。軽量&機能性を意識した準備が、心地よい撮影時間を支えてくれます。
- カメラ本体+予備バッテリー:寒い日はバッテリー消耗が早いため、長時間撮影する際は予備を持参しましょう。
- レンズは単焦点+標準ズームの2本体制がおすすめ:風景とディテールの両対応が可能。
- レンズクリーナー or ブロアー:落ち葉や湿気の対策に。
- ストラップ or スリングバッグ:手持ち負担を軽減しつつ、すぐ撮れる状態に。
- 防寒対策グッズ:帽子、手袋(指先開きタイプ)、ネックウォーマー、貼るカイロなど。
- 小型三脚 or ミニゴリラポッド:傾斜地でも安定しやすい。展望写真や自撮りにも有効。
- おやつ+水分補給:駅前売店でも買えますが、好みのものがあると安心。
- エコバッグやサブバッグ:紅葉で拾った落ち葉や御朱印帳、撮影小物の収納にも。
- 日焼け止め
標高929メートルの御岳山の中腹にある神社です。参道は木陰が少ないため日焼け対策をおすすめします。
「荷物は最小限、でも満足度は最大限」を意識してパッキングしましょう。
ワンちゃん連れなら、リード・水飲みボウル・フン袋なども忘れずに。
まとめ:心に残る、秋の武蔵御嶽神社フォト散歩

東京都青梅市にある武蔵御嶽神社は、都心からわずか90分でたどり着けるとは思えないほど、豊かな自然と静けさに包まれた“別世界”。ケーブルカーを降りた瞬間から始まる紅葉のトンネル、歴史ある社殿を彩るもみじのグラデーション、そして遠くの山並みを望む遥拝所——。どこを切り取っても、心に残る風景がレンズの先に広がります。
シャッターを切るたびに感じるのは、「撮ること」と「癒やされること」が同時に訪れる感覚。澄んだ空気の中、ただ歩くだけで、日々のざわめきがすっと遠のいていくのを感じました。
忙しい毎日をちょっとだけ手放して、自然とカメラが喜ぶ秋の時間を過ごしてみませんか。静かであたたかな思い出が、きっとあなたの中に残ります。


